天草の総土地面積の約67%が森林です。県の平均が約62%なので
海のイメージが強い天草も、実は豊富な森林資源を有する地域。
そして森林の約6割が天然林・二次林です。
人が植えた人工林だから、人の役に立つように、活かしきりたい。
と同時に、天然林資源の活かし方の一つとしてフローリングも生産しています。
天草ヒノキのフローリングと並行して開発し、
これまでは、特別なご要望に応じて県内外へお届けしてまいりました。
別荘や、遠くは東京代官山の人気サロンにも施工いただき喜んでいただいています😊
森林資源の多様さ、面白さ、可能性には終わりがありません。
同じ樹種でも、個体によっても異なり、部位によって用途が変わります。
(上の写真の広葉樹のフローリングも、同じ樹種でこんなに豊かな表情の幅!)
大規模大量生産の方向にはいかない(いけない)天草の小さな林業で
それを見極め形にしていくことは、いつの時代も人間にしかできないこと。
そうした感性や、木にまつわる職人さんの技術が
失われずに受け継がれていくことが大きな願いです。
*****
今回の災害で思いました。
地域の資源を活かす事を
地域の人たちで日頃からあれこれ考え実践する事は
いざという時の地域が回復する力につながるのですね。
その力とは、たんに物質的なことだけでなく
育まれた関係性のことで
持ちつ持たれつ、共に生きていくお互いさまの信頼感や安心感のようなもの。
天草のそうした力を目の当たりにしました。
ボランティアに関東や東北方面など遠方からもおいでいただいていると聞き
心から感謝の気持ちでいっぱいです。
お互いさまの関係資本がたくさん積み重ねられているのですね。
*****
🗒 天草ヒノキプロジェクトの名の由来
天草の人工林の7割がヒノキです。
これは、他の地域と比べてもとっても珍しい天草地域の特徴です。
そしてヒノキは、誰でも一定のイメージを想起する、日本を代表する優良材。
そうしたことから、わかりやすく記憶しやすいと考えて名付けました。
その名の下で、ヒノキだけにこだわらない天草産材の柔軟な活かし方を
地元のいろんな人たちや団体とつながって、考え、実践しています。
少しずつ経験値も蓄積され、新たな展開も準備中です。
======================
🚩 天草ヒノキプロジェクト公式サイト
🚩 天草ヒノキプロジェクトを土台にした実験活動・副業共同事業体
天草産材を活用した
・プロダクト
・空間の木質化、リフォーム
・内装材
・家具
・建具
・感じのいい”記念品やノベルティ
・企業やブランドのオリジナルプロダクト
・企業や事業とのタイアップ、協業
・ワークショップ、木育
・商品開発、各種デザイン
ここにある資源と技術と人(ネットワーク)がつながり
地域材活用の可能性を探求しています。
異業種や異素材との連携にも取り組みます。
🚩 RKK SDGsウィーク特集
(↑クリックするとYoutubeにて番組ご視聴いただけます。)