世界の森林面積は年々減少していて
熱帯アマゾンなどの天然林が
毎年約10万平方キロメートル失われているそうです。
これは毎週東京都くらいの面積の森が失われ続けているということ。
心が痛みます。

そして森林減少の主な原因の一つに「畜産」があります。
急速に増加する世界の人口。
その食糧を効率的に大量に生産するために
森林が伐採されるという、意外なつながり。

・大規模な工業型の畜産が主流となり、その放牧地を開発するために森林を伐採

・畜産の飼料を生産する農地の開発のために森林を伐採

森林破壊という言葉はこうした開発を目的に
自然の回復が追いつかないほど
大規模に森林を伐採することを指します。
特に熱帯で起こっていて、
畜産のみならず、パーム油、紙、ゴム、木材など、
日本の、私たちの暮らしの中の製品にも
森林破壊の問題は関わりがあります。

野生生物種の半分以上は森に生息しているといい
この勢いで森林が消失していくと
多くの生物の命の危機にもつながります。

そのような中、そのまま森の中で育てる
林間放牧という畜産があることを知りました。
森林での放牧は、飼料や肥料、除草剤などが必要なく
森林を残したまま畜産が可能です。
(食糧を大量に画一的に効率的に生産するという点では
解決策にはならないだろうけれど…。)

森と畜産

日本でも、
林業と畜産業のコラボレーションとも言える林間放牧は
古くから例があるようです。
双方の側からメリットデメリットありそうですが
地球温暖化や生物多様性の危機といった待ったなしの課題を前にしたら
ここからまた新たな可能性の発見もあるかもしれません。
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