天草ヒノキプロジェクトのSNSに、ある日一通のメッセージが届きました。「資源を循環させるためのコンポストだから、コンポスト容器も環境に負荷をかけない、循環する素材であってほしい。木で作ってもらえないか。」
森林資源の循環や持続可能な暮らしのあり方を模索していた私たちは、この考え方に共感し、すぐに開発に取り組みました。堆肥のスペシャリストに助言をいただいたり、伐採も行う地元製材所には、B品の有効活用という観点から材料の調達を相談。また、"100%土に還る”を実現するには釘も接着剤も使用したくないということで建具のプロpropeller松下さんは考えました。そして布団の中でひらめいたそうです。校倉造りや組手什の発想で、組み立て式にできるかも！と。
そしてついに、材料は木と麻紐だけ、簡単DIY感覚で組み立てることができる木製生ゴミ処理容器が完成しました。
生ゴミの堆肥化（資源化）という行いに加え、その容器にも目を向ける方へ。製造から廃棄まで環境負荷の少ないコンポスト容器です。
特徴
◉100%⼟に還る
料は無垢の板と⿇紐のみ。釘や接着剤も不使⽤。
◉組み⽴て式
⼯具不要の簡単組み⽴て式。輸送サイズもコンパクト
◉パーツのみでも販売
劣化したパーツは取り替え可能。
◉素材はヒノキ（天草産）
⽔はけがよく、特有の芳⾹と光沢を持つ⽇本固有の⽊。
家庭ゴミの約4割を占め、水分を多く含む生ゴミの焼却には大きなエネルギーを使います。
ゴミの減量につながることから、自治体によってはコンポスト購入費の一部を助成してくださる事業があり、天草市においては3万円を上限に購入価格の1/2を補助してくださるそうです。
生ゴミの堆肥化（資源化）と合わせて、森林資源の循環利用に取り組んでみませんか？
※フォームよりお願いします。
2021年09月24日更新